矯正治療の開始時期は、人それぞれ異なります。
矯正歯科のパンフレットでは、長年の治療経験にもとづき歯ならびと治療開始年齢について解説されていますが、
治療開始年齢は多少前後することもありますし、成人の方も矯正治療は可能です。
咬み合わせについて少しでも気になることは、かかりつけの先生や専門の先生に
ぜひ一度相談されてみてはいかがでしょうか。
気になる部分に関してのご相談や治療のあらましについてご説明いたします。
相談だけで終わることもあります。
ご相談の際の料金は無料となっております。
レントゲン写真、歯の模型製作、口の写真撮影を行います。
精密検査の料金は52,500円となっております。
検査結果、治療方針(歯を抜くかどうか等)、治療期間、治療費用のご説明をいたします。その後、治療開始となります。
治療費用
12歳までの小児矯正 315,000円~ 成人矯正(12歳以上) 630,000円~
小学校入学頃になると、大人の前歯が生えてきます。
この時期に普通とは反対に、下の前歯が前に生えてくることがあります。
このままにしておくと、前歯がぐらついたり、下あごが成長しすぎて顔の変形が
起こることもありますので、なるべく早めに治療するのがよいでしょう。
右の写真の例では、治療前は下の前歯に悪い力が加わり、
歯がぐらつき歯肉が下がってしまっています。
治療をし、前歯が良い咬み合わせになりました。
前歯が生えてしばらくすると、上の歯が目立つことに気がつくことがあります。
ボールをぶつけて歯が折れることや、唇を切ることもあります。
放っておくと、前歯がもっと前に出ることもあります。
矯正治療を行うと前歯が下がり、口元もきれいになります。
右の写真の例では、前歯が出てしまい歯肉の状態も悪くなってしまっています。
治療をし、前歯が下がり咬み合わせもよくなりました。
奥歯は咬んでいても、前歯が咬み合わず、開いていることがあります。
食べ物が咬みきれなかったり、発音で息がもれることもあります。
これは指しゃぶり、舌を出す癖、口で呼吸する癖なども原因となります。
右の写真の例では、奥歯が咬んでいるのに前歯が咬み合っていません。
治療をし、前歯が咬み合う様になりました。
小学校高学年から中学生にかけて、大人の奥歯が生えてきます。
この頃歯並びが凹凸になったり、犬歯が飛び出したりすることもあります。
笑うと歯が降りてこないこともありますし、何よりも虫歯、歯周病になりやすいです。
また、歯肉が腫れたり口臭の原因にもなりますので、早く治療するのがよいでしょう。
右の写真の例は犬歯が飛び出してしまっています。
治療をし、犬歯が納まり咬み合わせもよくなりました。
30才から40才にかけて歯周病にかかり始めます。
40才代の80%が歯周病だという統計もあります。
歯周病は免疫力の低下(老化)が大きな原因ですが、歯並びの悪いことも原因となります。
その様な場合、歯周病の処置と同時に矯正治療を行う必要があります。
右の写真の例では、歯茎が全体的に腫れてしまっています。
治療を行い、歯茎が引き締まり健康になりました。